らはいむ

カテゴリ:なつかしいくに( 12 )




右と左 その3 (左と右と真ん中)


右に傾いて、秩序にがんじがらめ。
左に傾いて、混沌にぐっちゃぐっちゃ。

右と左の、
越えられるんだか越えられないんだかわからない深い溝に
途方にくれたり
たまに、両極端を一致させてみたり

揺れる揺れるよシーソーゲーム。

じゃあ、あいだを取って、真ん中でお願いしま~す♪ってぐあいに
「真ん中」の道を辿ることで解決!

・・・って、そんな単純なものでもないのだろう。

うげー、何か気持ち悪くなってきたよ~船酔いならぬシーソー酔いか?
ちょっと吐きに「逝ってくる」。

◇  ◇  ◇

「ホント」を求めて右往左往。

「ホント」は、いったいどこにある?

◇  ◇  ◇


ヘブライ語の「ホント」を意味するemet(אמת)という単語は
アレフベートの
一番最初(א)と、
真ん中(מ)と、
一番最後(ת)の文字で、できているが、
これは、
右にも左にも真ん中にも、ホントは存在する、ってことなんだよ~
という話を聞いた時、



ちょっと嬉しかった。
シーソー酔いが、ほんの少しだけ治ったような


・・・気がした。
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by ruthk | 2006-09-06 04:00 | なつかしいくに

右と左 その2

半年ほど前、「右と左 その1」という題で書きましたが
「その1」で終わっていました。
別に、もったいぶっているわけではなくて、
書きたいけど書けない。
書けないなら書かなきゃいいんだけど
もやもやしたままで。


ということで。

「その2」と「その3」を書いて、
いったん区切りをつけたいと思います。


◇  ◇  ◇

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by ruthk | 2006-09-05 23:55 | なつかしいくに

Happy Thomas&Marie

昨日は、日独伊と、敢えて並べてみたけれど、
ちょっとオカシイのは、自分でもわかる。

そもそも、ドイツとか日本とかイタリアとかユダヤとかパレスチナとかを主語にして
AはBに対して遺憾に思うべきだ、とか
BはCに対して、BがAにされたことと同等のことをしている、とか
言いたいわけではない。
むしろ、そのような言説を目にすると、とても不快になる。

メルティングポットに、みんな同じだね~混ぜ混ぜ~と投げ込みたいわけでもない。
「あなた」と「わたし」は違う。
それが、どうした。だから、おもしろい。

ケルン出身のトーマスは、ごく一般的なカトリックの家庭に生まれ、
彼自身もカトリックである。もともとユダヤ系・これからユダヤ系、というわけでもない。

イスラエルに半年ほど滞在することになったのは
司法試験を受けるための研修らしい。
(国際弁護士?司法試験制度、特に海外のなんて、ほとんど知らないし、用語も明るくないので、あやふや。)
ホロコーストのドサクサに奪われた、ポーランド系ユダヤ人の財産権に関する訴訟等に、
関わっているとのことだった。


オンボロで狭いアパートのキッチンで、トーマスと、顔を合わせたとき、
(私たちは、当時生まれていたわけではないのだけど)
2つの世界大戦の頃のドイツの状況や、
戦後のドイツ、そしてイスラエルとの関係について、
また、信仰のことについて、ぽつぽつと語り合った。

「山に登るアプローチの仕方やルートは、いろいろあるけど
どこかできっと合流できるよね~。」
ある意味、おめでたくてナイーヴかもしれないけれど、
私たちの会話は、いつも、そんな感じで締めくくられた。

まんまるメガネをかけ、どこかトボけた感じで、年上だが君づけしたくなる、
ハッピーなトーマス君は研修を終え、
やってきたフランス人の奥さん、マリー(仮名。彼女も朗らかでハッピーな人)と一緒に
イスラエル旅行をして、ドイツに帰っていった。


いつかどこかで、また、合流できるような気がする。
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by ruthk | 2006-04-30 01:25 | なつかしいくに

ショアーの日に、はじめまして

「Life is beautiful」には
もう1つ、小さな思い出がある。


映画を見にいった少し後のこと。

当時、私は、1つのアパートを4人でシェアしていた。
(本来、その部屋の住人が、他のフラットメイトと相談した上で
次の住人を決めるのが基本ルールだったのだが、ちょっと、手違いで)

1つ空き部屋ができて、他の3つの部屋の住人で探すことになり、
「シュタファー(フラットメイトの女性形)募集」の張り紙をした。


普段より静かで明かりの少ない、とある晩に、帰宅すると
フラットメイトのユリアとイナ(仮名)が言った。

「新しいフラットメイト、双方即決・即入居だよ~。今夜は、もう休んでいるから、
明日、知らない人とばったり顔を合わせても、びっくりしないでね。」


入居者は、ドイツ人の男の子、トーマス君(仮名)。

3人揃う、というのは、なかなか難しいので、
3人の中の、1人か2人が会ってみてOKならGO!ということにしていた。
そして、当方には、「男性でも既婚なら可」という、隠れた申し合わせがあった。
(このビミョーな条件については、ちょっとした経緯があるが、また書く。)
トーマスは、ヘブライ語は使わないので
張り紙を見て、「女性とあるけど、まあ、問い合わせてみたら~?」と、
アパートを探している彼に紹介したのは彼のボス。(・・・アバウトだなあ、さすがだなあ)
まあ、何はともあれ、需要と供給がピッタリはまったのである。


次の日、トーマスに、はじめましての、ご挨拶。ちょっと世間話。
彼は言った。

「昨日(入居してきた日)の午後、
“Life is beautiful”を見に行ったんだ。
日が暮れて、早いうちから、明かりがポツポツ消えてって、
いったいどうしたんだろうなあって思ったよ。ホロコースト記念日に入ったからなんだね。」


ヨム・ハ・ショアー。ショアーの日。
この日、娯楽施設は営業しない。
2分間のサイレンの音が鳴り響き、歩く人も走る車も立ち止まって黙祷を捧げる。




ヨム・ハ・ショアーに日本人と独逸人が伊太利亜の映画の話をした。
うん、まあ、それだけの話。
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by ruthk | 2006-04-29 22:12 | なつかしいくに

かなしみのみち

ヴィア・ドロローサ 。

エルサレム旧市街にある「哀しみの道」。

毎週金曜日の午後、某修道士会の人びとが大きな十字架を担いで歩く。
観光客もそれについて歩く。と、ガイドブックにあったから、私も一人で参加。
数年前のこと。

「彼の御方」は、どんな気持ちで、十字架を背負い、この道を歩き給うたのか?
想いを馳せつつ敬虔な気持ちで・・・

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by ruthk | 2006-04-15 23:57 | なつかしいくに

出エジプトごっこ

少し前まで「冬ソナ・ツアー」が流行っていたそうだ。
こういうツアーに参加したいと思う気持ち、とてもよくわかる・・・ものの、
私は、フットワークが重いので、
あまり積極的に動かない。旅行も、めったにしない。


だが、1度座ると根が生えたような己の腰の重さを
凌駕するときが、たまにある。



2度目にイスラエルに行ったとき、
エジプトから陸路で入ることにこだわった。
ただ、それだけのためにエジプトに行った。


「出エジプトごっこ」がしたかったから。

私は啓典の民ではないし、どうして、こんなにこだわったのか、よくわからない。

とらわれていた何か・何モノかから離脱・・・Exodusしたかったのかもしれない。
Namesを辿りたかったのかもしれない。
何となくモーセに燃えた(萌えた)からかもしれない。(<お~い)



カイロ発(午後3時くらい)→スエズ運河→ラファの国境→エルサレム到着(翌朝7時くらい)。

まあ、それだけって言えば、それだけ。
40年も彷徨えないし、ルートも全然違う。
ツアープランナー私、ツアーコンダクター私、催行人数1人(私)の、
完全自己満足ツアー。

バスの窓から見えた、砂漠に低くかかる、赤みがかった、まん丸の月を、
一生忘れない。それで満足。

あと、もう1つ、自己満足を満たすオマケがあった。
このツアーを開催したとき、
たまたまペサハ(Passover 過ぎ越しの祭り)の期間だったのだ。
当時、「出エジプト」にちなんだお祭りがあるらしい、とは聞いていたが
いつなのかは知らなかった。
イスラエルに到着してから知って、とっても嬉しかった。

この嬉しさは、
「冬ソナツアー」に参加したら、
偶然、ドラマでヨン様とチェ・ジウが再会した日だった~やった~萌え~♪というのと、
たぶん、同じかもしれない(?)。

         


          ◇  ◇  ◇



今年もペサハが、巡ってきた。

Hag sameakh!
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by ruthk | 2006-04-12 22:44 | なつかしいくに

ボアズ

昨年末のこと。

今どうしているのかな、と、ふと気になって
5年ほど連絡もとっていない「彼」の名前を検索してみた。

普通こんなことしないのに。

一箇所ヒットした、そこには。

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by ruthk | 2006-01-11 14:27 | なつかしいくに

ルツ

ルツ記のルツ。ダビデのばあちゃん。(わ、ひいばあちゃんの間違い。)

第一印象は「夜這いをかける何だかスゲー女」
(元)姑ナオミの後押しがあったとはいえ。
ナオミもスゲーっちゃスゲー。

で、なんとなくHNにしちゃってたんだけど。(いろいろ後悔中)


・・・まあ、そのう・・・そういう所に、まず目がいってしまう私の目が、ヨコシマっちゅーわけだ。

最近は、少し反省している。

事故で恋人を亡くした女性と、彼の母親とが、互いに付き添いあい支えあいながら
恋人の死を、(母親側から見れば息子の死を)乗り越えていく、という話を
いくつか耳にした。これって、ルツ記?とか感じるようになったりもして。


もう一つ、これは、最近、母が話してくれた、女性Aさんの話。

幼い娘と息子が一人ずついる男性の奥さんが亡くなった。
Aさんは、その家に後妻として嫁いだ。
子どもが一人生まれたが、幼くして亡くなった。
夫である男性も、それから間もなく亡くなった。
その時、夫の両親、つまり、義理の両親にあたる人は、Aさんに、
家を出て新しい生活を見つけなさいと言った。
でもAさんは、家に残り、義理の娘と息子を育てあげ、義理の両親を看取った。
決して豊かではない農家の畑を耕し。リヤカーを引いて。

娘さんが、年老いた「母」Aさんの手を握りながら
私の母に話してくれたのだという。

血のつながらない「親と子」「母と娘」の物語。無名の人の物語。

聖書とか信仰論とか神学的位置付けとか、ようわからんのだけど。
ただ一つだけ、わかるのは。

きっとルツは、ナオミの息子を愛していて。
ナオミも息子を愛していて。
同じ人を愛した者同士、強い信頼関係で結ばれていて。

だったら、やっぱりうつくしい物語なのかもしれないな。


・・・ヤバイ。ますますHN変えないと。
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by ruthk | 2006-01-11 14:15 | なつかしいくに

ナオミ

キブツのウルパン(ヘブライ語教室)の入門クラスを終える時、
ほとんどが旧ソ連からの移民で占めるクラスメイトと、世話役の方々に寄せ書きをした。
その中の一人がナオミ。
ちょっとかじりのルツ記に、ちなんで
「ナオミのおかげで、ルツのように安心して過ごすことができました。ありがとう。」と書いた。

ナオミとルツの関係は、姑と嫁なんだから、ちとヘンだけど。

後になって聞いた話では、(キブツの世話役の)ナオミには
ルツという双子のきょうだいがいる、とのことで。

あまり厳密に考えることでもないんだな。
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by ruthk | 2006-01-11 14:10 | なつかしいくに

やさぐれ者のクリスマスイブ・イン・ベツレヘム(回想)

気が付けば、クリスマスなぞ遠い昔。29日です。でも、クリスマスネタで。

今年のクリスマスは、なかなか充実していました。・・・仕事がね。(涙)

クリスマス・イブ。妙齢の日本人男女は「らぶらぶ」しなければならない。これ、お約束。
毎年この時期の私は、たいてい、やさぐれていて、ジングルベルを虚しく聞いています。
商業主義だ、ム宗教だ、むき~!となるようなパワーすらありません。

できることなら、積極的に便乗したいのです。
なぜなら「らぶらぶ」オーラに酔い痴れる自分を、遠くから眺めると、可笑しくて可笑しくて
爆笑できるからです。理由はなんであれ、笑うと楽しい気分になれます。


98年(だったかな?)冬。テルアビブに棲息していました。
仕事のためでもなく。留学しているわけでもなく。信仰のためでもなく。
適当にその日暮らしをしていました。

イスラエルという国には
イエスという人の生誕の地という所があるくせに
この時期の街の様子は地味です。
つつましやかにディスプレイされる、赤いものや緑のものが目にはいることもありますが
そこはかとなくスル~です。

「らぶらぶ」とはいかないまでも、せめて「るんるん」したい日本人である私には
ちょっと物足りません。

フラットメイトのロシア正教徒(よく出てきます。これからも出てくるかな)に期待しましたが
ロシア正教にとっては、あまり25日は関係ないそうで、1月に入ってから祝うそう。

ん~つまんない。
仕方ないのでエルサレムに住む知人を訪ねました。



「アメリカから来た母親が、ベツレヘム行きたいって、言ってるんだけど、一緒に行く?」

「うん、行く行く~。」

でも、この知人L、教会で祈る姿を想像できません。

ベツレヘムに入ってからすぐ、目の前を厳重な出で立ちの車の一団が、
ものすごい勢いで、通りすぎました。

「アラファトだな。」とL。

「は?あんたさ、この前、クネセット(国会)前で割り込んできた護衛つきの車、
ネタニヤフだってテキトーに言ってたよね。ワタシ、けっこう何でも鵜呑みにするんだから、
いい加減なこと言わないで。
なんで、ばりばりムスリムのアラファト議長がクリスマス・イブに教会行くんよ。」

「奥さん、クリスチャンだし。」

「またまた~。ムスリムって改宗しなきゃ、結婚できないんでしょ?
でもって、奥さん4人いるんでしょ?」(<超偏見)

まあ、これはLお得意のイイカゲンではなくて。
周囲の他の人も言っていたし、次の日のニュースでも言っていました。
ベツレヘムはパレスチナ自治区だし、アラファトさん、いてもおかしくはないですね。
政治絡み云々の恒例行事だったらしいですし。


アラファト議長が亡くなった後、テレビに映る奥さんの姿を初めて見ました。
ふーん、この人が奥さんなんだー。へー。すー。はー。
いろいろ揉めている様子だけど、本当の所は、よくわからないし、あまり興味もありません。
奥さんの宗派どこなんだろ?ムスリムに改宗したんだっけ?それだけちょっと気になります。

議長という方に関しても、その歴史、背景とよく把握できていないので、何とも言えません。
ただ、車のスピードの出しすぎは危ないと思いました。周囲にとっても、ご自分にとっても。
諸々の危険回避のために仕方のないことかもしれません。
それはそれで大変な人生だったのだなあ。




聖誕教会の中には入れませんでした。
早々にエルサレムに引き上げました。
その夜の底冷えは、南国人の身に堪えました。




やさぐれた眼には、やさぐれたものが映り
イイカゲンな眼には、イイカゲンなものが映り
敬虔な眼には、敬虔なものが映る。

何を見ても。どこにいても。

きれいなものも映るようにしていきたいです。(何だ、このオチは。)
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by ruthk | 2005-12-29 01:27 | なつかしいくに

わたしからわたしへの私信
by ruthk
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