らはいむ

カテゴリ:えいが( 8 )




「在黑暗中漫舞」

この作品を見たのは1年ほど前。

きっかけは阿旭が「好きな映画」として挙げていたから。

阿旭オススメvの映画だって~vミルミル~
・・・と、かなりミーハーなノリで見てしまったのだが・・・


鑑賞後、ずーーーんとなってしまった。

(この気分の格差、なんとかして欲しい。)



2度と見たくない映画。
2度と忘れない映画。

そういう意味では、すごい作品で傑作であると言える。
「好きな作品」としては、到底、挙げられないけれど。

映画を見てから数ヶ月後、ようやく聴けるようになった
サントラの方は、何度も何度も繰り返し聴き、
かなりのお気に入り。


◇  ◇  ◇


中盤「I've seen it all」のところで
何故だか泣けてきた。(<何も起きてないじゃん、早いよ!)
だが、カタルシスの涙が流せるのは、ここまで。

この後の展開は痛くて
涙も出てきやしない。

唯一の救い(?)は
ラストシーンの直後、
「やれやれ、撮影終わったよ~、さあ、片付け、始めよっかあ~。」という
佇まいを匂わせているところ。

「そか、そか、これは単なる“虚構”。一つの不条理劇に過ぎないのよね。
よかったよかった~」と
鑑賞者は、あっけにとられつつも“現実”に“戻る”ことができる

・・・のか?

戻るべきところは現実なのか虚構なのか。
そこで再び鑑賞者は戸惑う。


この辺が、監督の凄い所というか。(とんでもなく嫌な所とも言う。)



◇  ◇  ◇

セルマの“母の愛”の深さ・自己犠牲を描いたものだ!
いや、こんなの母の愛でも自己犠牲でもなんでもない!
単なるエゴイズムだ!

・・・なんて議論を見かけたこともあるけど
私は、どっちでもいいや・・・。

ただ、1つだけ、この作品の凄い所を挙げるのならば、
現実と虚構の境界にある“膜”のようなものの存在を
強く意識させられてしまうこと、だと思う。

剥き出しの現実に晒されることは、とても痛い。
だから、人は、膜を纏う。
本来、痛みの緩衝材として、無意識に纏っているものを
意識させられる。それだけでも痛い。だから、この作品は痛い。


幾層にも重なって風化してがっちがちに固まった膜。
いろんな色が混ざった膜。限りなく透明で薄い膜。
すぐ破れる膜。
浸透圧調節に長けた
スーパーマルチフレキシブル(なんだソレ)な膜もあるかも。

膜の状態は、人それぞれなんだろう。

膜がない、あるいは、
あっても、あっちとこっちが逆転しています、って人は、
よほどの聖人か狂人かに分類されてしまうんだろうな。




自分の“膜”は、どうかなあ、
金魚掬いの紙くらいの厚さかなあ。
とりあえず、水につけなければ、大丈夫みたい。
金魚掬いの腕前は、ちょっとズルすれば、1・2匹掬えるくらい。
・・・金魚は、“どっち側”から“どっち側”に掬うのだろう?



Dancer in the dark





※セルマ自身は赦しも贖いも復活も望まない。
映画ではそんなふうに感じた。
潔いといえば潔い。“I've seen it all.”
母の愛とか自己犠牲とかエゴイズムとかいう概念の
入り込む余地のないくらいの潔さ。

でも、サントラの「scatter heart」や
「new world」の歌詞を見る限り、
やはり、セルマは「背負い」そして「新世界を拓く」存在に
帰結するのだろうか?

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by ruthk | 2006-09-17 03:30 | えいが

ハウルの動く城

レビュー強化月間。

いきなりアニメでいきます。


○さすが!の緻密で豊かな映像美。ジャパアニメ万歳!


○キムタクはどんな役をしてもキムタクになる。と、どこかで聞いたが、
確かにそうなのかも、と思う。
でも、この作品では、
キムタクキムタクした声でなくて、大変すばらしい。
やはりキムタクは“できる人”なんだなあ。
倍賞氏の声の演じ分けもさすが。

○「千と千尋の神隠し」のストーリーに、いったい何を感動していいのか
あまりよくわからなかったのだけど、
こちらは、ところどころ、心に触れる部分が。
心が枯れつつある己が身をつまされたのだろうか。


○王道ハッピーエンドも、定番だけど、いとよろし。

○原作読みたい。

ハウルの動く城






※追記

溶けるナルシスト・オトコ。

・・・って、いるいる、いるよね・・・。

あれ、溶けてたんだ。
そうだ!溶けてたんだ!
うまく表現できなかった言葉を
映像で教えてもらいました。

あとガラクタ採集自己防御壁形成オトコ、も。
映像にしてもらって、
とても、よく理解できたような気がします。

オトコに限定してしまって、
大変申し訳ないのだけど、
そこを、ウザッ!と切り捨てるか
カワイイ♪ポッvとなるかは、
オンナの器量次第、ってことで、ご勘弁を。
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by ruthk | 2006-09-14 23:55 | えいが

la vita e bella

「Life is beautiful」







映画の内容・感想については、特に触れない。
見た当時の、超個人的な思い出を書く。



テルアビブのヘブライ語学校に通っているときに、
クラスで、この映画を見に行った。
まあ、基本はコメディなわけなのだけど、
やはり、ラストは、ウルっと来て涙ぐんでしまった。


恥ずかしかったので(だから、集団で映画や演劇を見にいくのは苦手なんだ~)
映画館の暗闇に紛れて、バックれた。
一人くらい、いなくなってもバレないだろ、と思っていたけど、
翌日クラスで、「あんた、どしたの?」と、口々に聞かれて
「腹くだした。」とかなんとか言って、誤魔化した記憶がある。


ラストあたりで、映画館の、あちこちから、鼻をすする音が聞こえた。

・・・この映画を見て、涙ぐむ人って、どんな人なんだろうか。
私の知るイスラエル人の多くは、映画見て泣くようなイメージから程遠いし。



ホロコーストを“生き残った”人びとは
この映画を見て涙ぐむのだろうか。
「泣く」のだろうか。「泣ける」のだろうか?

何か「泣けない」ような気もする。

聞いておけばよかった、かな。聞くようなことでもないのかな。


まあ、泣く、泣かない、とか、
監督・主演のロベルト・ベニーニ氏がユダヤ人じゃない、何とかかんとか、とか
どちらでもいいことだ。

とにかく、私自身は、この映画を見てホロリときたし
私が「袖触れ合うも他生の縁」で出会った、数人の「生き残り」の人びとは
けっこうセンス・オブ・ユーモアな人、だったような気もするし
まあ、そんな感じ。


ついでに。ライフログから、もう1つ。

Blue Touches Blue





えらく目につくジャケットだなあ~キレーなネエちゃんだなあ~
ただそれだけの理由で手にした
NOAのアルバム。

どっかで聴いたことあるな?と思って、よく見たら
この映画のテーマ曲のメロディだった。
最後の「Beautiful that way」という曲。


Smile, without a reason why
Love, as if you were a child,
Smile, no matter what they tell you
Don't listen to a word they say
Cause life is beautiful that way
.

うん、歌詞も好きだ。
彼女の声質も好きだし、アルバム全体も、とても聴きやすい。お気に入り。
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by ruthk | 2006-04-26 23:56 | えいが

fragment of hapiness

e0068360_3494162.jpg最近「リトアニアへの旅の追憶」という映画を見た。


字幕のところに中沢新一氏の名前があった。
そういえば、この方の本、10年くらい前、けっこう読んだっけ、
内容はよくわかんなくても、なんか見た目が好みだったんだよな、
面食いでミーハーなのは、幾つになっても変わらないよな、私。
・・・そんなことはどうでもいいのだが、
とにかく実家の本棚をごそごそ。


「幸福の無数の断片」というエッセイの中で
中沢氏はジョナス・メカス監督と対談している。

監督は次のように言っている。
「幸福とは、私の考えでは、生きているあいだに一瞬だけ垣間見ることのできる、
人生の可能態のことをさしています。
じっさいには、持続したものとしては実現されなかったが、
そうもありえたという理想的な人生の状態が、垣間見える瞬間、
それが幸せなのだと思います。」

うん、そんなかんじでいきたいな、と思った。

矢野顕子の歌う「Someday」を聴いて感じたことと、つながった。

上の“しあわせの定義”だと
わたしは、今も昔も、たぶんこれからも、しあわせなんだろうな、と
妙におきらくごきらくめでたい気分になれた。
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by ruthk | 2006-02-10 03:59 | えいが

まだ見ていないけど近いうちに見たい

「ターンレフト・ターンライト」という題名の映画があるらしい。それを一瞬「ターンAターン」と見紛う私は・・・。
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by ruthk | 2005-08-17 07:41 | えいが

「雲の中で散歩」

雲の中で散歩
/ 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
スコア選択: ★




面白くなかった。もう何これ。さんざん酷評してみるのもストレス解消になると思うからやってみよう。
 
この監督は「赤い薔薇ソースの伝説」を撮った人らしい。昔見て、何となく映像が綺麗だったという印象だけは残っていた。話を全く覚えていないということは、ストーリーに何の感銘も受けなかったからだろうか。とにかく、若干の映像美を期待し、それを欲張ってしまったのがいけなかった。下手に芸術作品ぽくされると、今の私には邪魔なだけ。

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by ruthk | 2005-06-20 05:55 | えいが

「キプール」


キプール~勝者なき戦場~
/ エスピーオー
スコア選択: ★★★

ビミョーにオススメ!



面白くない。つまらない。誰にもオススメできない。(だけどビミョーに★多し。)

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by ruthk | 2005-06-07 05:34 | えいが

「GATTACA」

ガタカ
/ ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
スコア選択: ★★★★





いや映画ってホントいいですね。って、どこかの解説者さんの口癖が心に浮かんだ。見て良かったな、と思える映画に最近出会ってなかったし、しかも映画そのものから遠ざかっていた。でもこの作品を見て、また少しづつ映画を楽しんで行こうと思った。

この不思議な充足感をどう表現したらいいかわからなくて、暫く感想を書けなかった。一緒にレンタルした恋愛映画の悪口はすぐに書けたのに。

でもどうしても書き残したいから書く。いつもながらネタバレ全開です。

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by ruthk | 2005-02-10 06:53 | えいが

わたしからわたしへの私信
by ruthk
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